たいやきの中身

感想文。前半ネタバレ無し、後半ネタバレ有りで書いてます。因みにクリーム派。

テイルズオブアライズの感想

皆さんどうも、たいやきです。

今回はテイルズオブアライズをクリアしたので感想を書いていきます。

テイルズオブシリーズの最新作ということや発表から長い延期を経ての発売(約2年)ということもあり、様々なゲームオタクから注目されていた本作。果たしてその延期期間に見合う面白さなのか?という期待と懸念を持っていましたが…

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ネタバレ無しの感想

まずアライズの感想の前に昨今の”テイルズ”についてのお話になります。

最近はアプリの方に力を入れているテイルズですが、マザーシップタイトルの方面では、批判の嵐であったテイルズオブゼスティリアの挽回に勤しんでいたように思えます。アニメゼスティリアでの改変、実質前日譚であるベルセリアの発売、どれも名誉を挽回するに値する出来の良さでしたが、それだけ力を入れるほど爪痕を残した作品だったと言えるでしょう。

そんなゼスティリアから早6年、前作のベルセリアから5年経った現在、前述したようにアプリに力を入れているという背景もあってか(延期も相まって)かなりの期間が空いたシリーズ最新作なのですが、今回はテイルズ作品の「継承と進化」を意識して開発してきたという公式からの発言から覗えるように、テイルズらしさと新鮮さの見事なバランスによる面白みが出ていました。

なんというか、さながらゼスティリアの批評からの脱却と共にテイルズ作品に新しい風を吹き込む革命を起こそうという開発陣の意気込みが伝わるような作品だったなと今になって思います。物語的にも革命を題材としているのも相まって。

では、アライズのどういった所が面白かったのか、というお話をしていきましょう。

ビジュアル面

VISUAL | Tales of ARISE テイルズ オブ アライズ | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

公式サイトにあるこちらのページを見ていただくと分かりやすいかなと思うのですが、「アトモスシェーダー」と呼ばれるUnreal Engine4をベースとした独自のシェーダーでフォトリアルグラフィックではなくアニメーションをベースとした絵画的なアートスタイルでのグラフィックでキャラクターや世界観を表現しているとのことです。

これがとても画期的で、テイルズらしいファンタジー感とキャラクターがそこに実在しているというリアリティ感によってよりこの世界に没入感を与えてくれます。

また、フェイシャルCGと呼ばれるCG技術によって、キャラクターの表情表現がより繊細かつ直接的に心を揺さぶり、感情の機微を上手く表現しているのを感じることができます。

そして今作も引き続き、皆大好きufotableによるアニメーション映像もありますが、前述したグラフィックをメインとしているため、ムービーが入る頻度としては少ないような気がしました。(毎作こんなもんだったっけ?)

キャラクターデザインとアートディレクションを同一人物が担当することは初めてとのことだったのですが、結果としてはかなり成功していたように思えます。藤島康介派かいのまたむつみ派かで別れていたあの頃が懐かしく思えてしまう。

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戦闘システム

BATTLE | SYSTEM | Tales of ARISE テイルズ オブ アライズ | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

テイルズといえばアクションRPGアクションRPGといえばやはり戦闘システムが面白くないと話になりません。今作も今までのCCシステム(攻撃すると消費する専用ゲージを駆使した戦闘)をメインとした戦闘になっており、通常攻撃には回数制限、術技にはAGと呼ばれる専用ゲージを消費することでコンボを繋げていくシステムとなっています。またアクション性をより向上させるために、術技が各ワンボタン(○、△、□)に配置され、ガードが撤廃され回避(とジャスト回避からのカウンター)のみで敵の攻撃をいなす様な戦闘となっています。これはテイルズ作品としては特殊で、今までとは違うアクション性が求められるのですが、よりスピーディーなアクションバトルが味わえるようになっていました。

また、今作ではブーストアタックとブーストストライクと呼ばれる新システムが追加されており、ブーストアタックでは”敵に合わせて”各キャラクターの特性を活かした強制ダウン技を発動するという仕様なのですが、この”敵に合わせて”というのが戦略的な面白さを引き出してくれています。ブーストストライクは一体の敵に連携を繋げていき、ストライクゲージ(って名称だったかな?)を敵が行動可能になるまでのコンボで溜めて発動するもので、秘奥義のような一撃必殺のでかいダメージを戦闘中に何度も決めていくことになります。この両方が今作における戦闘の面白さで、敵をダウンさせコンボを決めてでかいダメージをドカンと決める、という快感さがクセになります。

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そして今作における問題システムともいえるCP(キュアポイント)。これは、回復術を使用する際に消費する所謂TP的なものなのですが、パーティー全体で共有していることやマップアクション(場所によって通行止めになっている障害を取り除くアクション)を使用する時にも使うため、依存度が高い上に、回復手段が限られているのでかなり制約としては重いものになっています。また、主人公のアルフェンが自傷キャラであることや回復アイテムの高価格、全体的な難易度の高さも問題で、テイルズにしてはシビアなシステムと難しさかなと思いました。

戦闘難易度としては絶妙ないいバランスかな?とは思ったのですが、明らかにカチカチなボスとか術使用者の集団戦とかはキツかったイメージがあります。

スキット

TRAVEL | SYSTEM | Tales of ARISE テイルズ オブ アライズ | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

テイルズといえばの連続ですが、スキットと呼ばれる冒険の途中で見れるメインキャラ達の寸劇のようなもので、こちらも従来からの変更点があります。

それは3D表現になったこと、そして漫画のコマ割り風な進行になったことです。公式ページに一例がありますが、より臨場的な会話が楽しめて、かつテイルズらしさが感じれる、そんなちょっとした違いでもとても楽しめる変更だった感じでした。

 

ストーリー

STORY | Tales of ARISE テイルズ オブ アライズ | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

まぁゲームである以上、軸となる物語が面白くないとって話なのですが、今作はベルセリアに近いダークファンタジー感モリモリの重いストーリーです。レナ人と呼ばれる人種がダナという星に攻めてきてダナ人を奴隷にしているという差別的な話で、奴隷解放を掲げて主人公が革命を起こしていくヒロイックストーリーなのですが、主人公は記憶喪失かつ外れない仮面を常に被っている謎の人物な上にヒロインはレナ人なのにレナに敵対しているというこちらも謎の人物という謎々and謎な進行になっています。詳しい話はネタバレ有りの方でも話すのですが、ストーリー上で散りばめられた伏線や謎を解き明かす際にそうきたか~と思わせる回収が面白く出来ていました。考察のしがいがあったのと、その考察から逸脱しすぎるようなトンデモ要素をいきなり出してくる陳腐な感じは無く、終盤になればなるほど面白みが増す、といった感じです。

 

様々な面からテイルズらしさと新しさを感じることができ、その上面白くなっていたので満足できる内容だったのですが、細かい点での批評はあって、前述のCPや資金繰り、フィールドカメラの遠近感、陸上⇔水上移動のノットシームレス感(水上でメニュー開けないのも問題)、DLCの押し売り感、等々…気になるところはいくつかあったので、人によっては許せない部分とかもあるのかなあと思いました。(特に難易度とDLCは話題になっていた気がする)

なにはともあれ、総合としては面白かった!と言える作品だったので、気になる方はまず体験版から入ってみて、そこから買うか考えても良いのかなと思います。

今作をクリアした方は是非キャラカップリングの尊さについて語り合いましょう。

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ネタバレ有りの感想

ここからはネタバレ有りの感想になりますので、まだクリアしていない方は心の黎明を告げた後にここから先を読んでください。

後、今回はマシン負担のこともあってアーカイブを付けずにプレイしてたこともあり、めっちゃ雑に記憶を辿っているので、雑~な感想ばっかですけどご了承ください。

 

~起~(ビエゾ討伐まで)

まず物語の始まりになりますが、公式ページのストーリーから分かる通り、暗い物語背景を示唆するには十分なThe隷属感。いきなりヘヴィなブロウを食らいますが全体を通してこの感じが続くので、今思えば、こんなもんだよな~と思えてしまうぐらいには感覚が麻痺してしまった。それぐらい世界観がしっかりしてるんですよね。

色々あってヒロインのシオンと邂逅。ついでにジルファ達紅の鴉と行動を共にすることになりますが、最終盤を知っていると、この頃のシオンのチクチク感が際立っていた気がします。(茨なだけに)

炎の剣入手後は実質アルフェンの本領発揮になるのですが、ゲームシステム的に弱すぎてビビった記憶があります。最終的にはアルフェンゲーになるけど…そもそも魔王炎撃破が弱いのも問題だよなこれ。

ざーっと飛ばしてビエゾの城(山?)へ。ここでの陽動作戦してる感良いですよね。城内での連戦に次ぐ連戦とマップアクションによるCP消費、実質初めての強敵戦(カマキリなんていなかった)と正しくボスダンジョンともいえる最初の壁ですが、フロムゲーで鍛えた技術と精神が味方してビエゾ戦へ。絵に書いたようなパワータイプで、回避連打しまくって合間に攻撃を繰り返して第2段階。クソデカ巨人の鬱陶しい妨害とビエゾの奥義にビビリまくってなんとか倒したのですが、ここでのブースト演出がすごい印象的でした。というかここから先のボス戦での特殊ブースト演出がええんよな~。

んで壁を壊して(溶かして)ここから解放戦の始まりや!!!ってところでOPが流れる演出。めっちゃシビれました。こういうOPの使い方ズルすぎませんか?

~承~(メナンシア攻略まで)

物語が進み次の領地へ。燃え盛る山の次は凍てつく雪原、ゲームのお決まりって感じのステージセットじゃんね。という感想は置いて、ここでリンウェルとロウと出会いますが、リンウェルは最初魔法を隠しているので戦力にならなかったり、ロウは敵だったりと体験版であんな和気あいあいしてたのにってギャップに驚き。ジルファが敵に捕まり、救出に行くことに。ロウと色々あったのはこの時点でも分かるけどなんでやねんというぐらいあっさり捕まらないで。

確かここらへんでヴォルラーンを初めて見たはずなんですけど、OPでバリバリ対峙してたし雰囲気から今作のライバル敵ポジなんやろなぁというのを感じました。てかコイツはシスロディアに何しに来てたんだ…?

余談ですが、シスロディアでの抵抗組織が”銀の剣”…あれ、これもしかして漆黒の翼とか出てきそうじゃない?って思いました。

銀の剣のリーダーであるメネックと話し合って協力体制を取ることになりいざジルファ奪還戦へ。街中が戦いの場になるのテイルズあるあるじゃない?ここでのジルファ演説、良かったんですけど、なんかこう…あんな捕まり方して言うのもなぁというモヤモヤ感。ジルファ自体は嫌いじゃないってのとロウが我に返って助け出すシーンでは感動するんですけどね。

やっと助け出したと思ったら突然メネックが背後に来てジルファをグサリ。メネックが実はガナベルトだったのですが、なんか怪しかったもんな~~~コイツよぉ~。ワンピースのエースかな?ってぐらいの流れでしたが、ここでのジルファの死が後々じわじわと感動させてくるのがズルいんですよね。

弔い合戦と言わんばかりにガナベルト戦へ。正直こいつが一番苦戦した気がします。まだ戦闘に慣れていなかったことや単純にガナベルトが強くて、分身やら秘奥義やらがクッソだるくてライフボトルがぶ飲みしました。光耐性上げてから戦えばよかったなと後から反省しますが、この後もずっとボス戦でアクセサリを変えることなくストーリーを進めるという…反省とは。

ラストのガナベルトをグーパンでぶん殴ってぶっ飛ばすとこは痛快。これにてシスロディア編完。

そして次の舞台は土の領地メナンシア。あ~ここ体験版で通ったところだ~と思いながらも首府ヴィスキントに到着。途中で乱入してきたクソデカドラゴンくんは苦戦したけど張り倒しました。二度と逆らうなよ。

レナ人とダナ人が共存している国という、この物語における最も重要な領地ともいえる場所なのですが、この時点ではスルドであるテュオハリムもその兵士であるキサラもいわば敵対関係なので、体験版で仲間になっとるしなぁ、どういう経緯で仲間になるんやろ、というネタバレされてるのに先が気になる面白さがあって良かったです。

ミキゥダの犠牲でこの国の闇が暴かれることになりますが、何もそこまでしなくても…。ここの実質的ボスである暴走テュオ戦では、やっぱこの手のゲームは人型のボスが一番やべえよなってのを再認識。ひたすらヒット&アウェイで戦いなんとか勝利。因みにその後戦う本来のボスであるカメレオンは呆気なかった。

テュオとキサラが仲間になり目指すは風の領地ミハグサールへ(続く)

~転~(ヴォルラーン討伐まで)

四方の風集う国ミハグサール(言い回しが好き)では首府のニズを目指してる道中にてヴォルラーン戦(1回目)。シオンが突き刺された時はマジでビビりましたが、まぁいきなりヒロインが死ぬわけないよね…いやまぁ死んでないわけではないんだけど。そしてアルフェンの謎の力の覚醒。なんというか、ここらへんのアルフェンとシオンの喧嘩するほど仲が良い感がとてもすき。

漸く到着したニズでは既に革命が起き、スルドは逃げているという状況。ここもなんというか特殊な国でしたね。そして抵抗組織の名前が漆黒の翼。やっぱりね。ただ、今作の漆黒の翼は3人組とかでは無いのが少し残念。

ここの話、個人的には結構好きで、シスロディアでもちらっと出た話ではあるのですが、例えレナ人という圧制者がいなくても結局はダナ人同士でヒエラルキーを形成するのではという、いわば人種的差別ではなく人本来が備える業の深さを見せてくれるのがとても良くて、物語における”レナ人だから、ダナ人だから”という区別の根底をひっくり返してくれるような構成になっていました。それに加え、リンウェル関連の話からも、レナ人は全員悪いという固定観念を持つこと自体がそもそもの壁であるというのがなんとも皮肉で、現実世界においても偏見的な考えが相互理解を拒むというものがあるように、自分自身についても考えさせるようなお話でした。

少し本筋からは逸れましたが、ここではアウメドラの残虐性がとても映えており、漆黒の翼メンバーの虚水化には度肝を抜かされました。酷いけどこれぐらい悪逆無道なキャラの方が好きになれない?なれるよね。

アウメドラを追いかける為に船と船員をいとも簡単に調達するアルフェン達。炎の剣御一行の人望ヤバすぎでは?という話は置いといて、船上の戦場(激ウマ)でアウメドラ戦へ。ボス2体もおるんかよ…とか思いながらも戦ってる内に特殊ブーストアタックでメズメルドを撃破!試合終了!という具合で以外に呆気ないボス戦だった記憶があります。そして今作の盛り上がりポイントであるヴォルラーンイベント。仮面の全壊やシオン誘拐と、このイベントで一気に話が進み物語も折り返し地点。てか、ヴォルラーンが関わってくるところ全部盛り上がるよね。

ガナスハロスの地で目覚めるアルフェン。記憶が戻ったため過去の光景や仲間達と合流して話をしていくことでプレイヤーやメインキャラはアルフェンが何者なのかを知ります。300年以上も前の人間、”王”、”巫女”、レナスアルマと儀式、レネギスの惨事…様々なピースがここで散りばめられていきます。自暴自棄になるアルフェンと励ます仲間たち、なんというかここで結束力が固まった気がします。この時のロウがすごく印象的で、シリアスであればあるほどこういうキャラがとてもエモいんですよね。そして全員が一丸となってシオン救出へ。当たり前ですがシオンがいないのでここから先の戦闘が割とキツかった…これヴェスペリアでもあったな。

城に到着し、シオンと再会、茨戦へ。ここのイベント、アルフェンがかっこよすぎて惚れました。城内では敵を蹴散らしながらヴォルラーンの下へ。ヴォルラーン戦からの王ヴォルラーン戦で苦戦しましたが無事クリア。ここの2回戦目、負けイベだと思った人いそう。そしてイベントムービー、ここめっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃすごかった。王アルフェンvs王ヴォルラーンの熾烈な戦いも然ることながらそのモーションの滑らかさや質量感、そして最後の一刺し。目が奪われるとはこのことで、息も忘れるぐらい興奮しました。炎の剣を刺す時のヌ゛プッ、ズリュ~感がすげえ印象的。今作の最強ムービーランキング1位です。

ヴォルラーンを倒した後のイベントも凄まじく、赤い女とレナスアルマの急展開ぶりには驚きました。そして「終わりではなく始まりだった」(曖昧)のセリフと共に流れる2つ目のOP。はぇ~~~~~~~~~おいおいおいおいおいおい~~~~~(語彙力消失)。

正しくストーリーの”転”を形取った展開にシビれ、物語は最終局面、第2部へ!!!!

~結~(エンディングまで)

普通だったらもうここまで来たら後はレナ突っ込んで黒幕ぶっ飛ばすだけだろ!オラオラ!って感じになるのですが、正直まだまだ回収しきれていない伏線が多く、え?終盤…だよな?という謎の不安感と共にストーリーを進めていきます。

なんでも屋をこなしたり、天の禊攻略をしたり、イフリートをぶっ飛ばしたりしてアルフェンが乗ってきた宇宙船に到着。ここではシオンと茨の謎が解けると共に、自分で張っていた心の棘が抜ける瞬間。ここで漸くシオンが本当に信頼できる仲間達と巡り会えたという感じが伝わってよかった。

そしていざレネギスに到着、どえらいことになっているしここから更にテュオハリムの過去に触れることになり終盤だというのに盛り沢山の伏線回収。”王と巫女”とは?”スルドブリガ”とは?”レナスアルマ”とは?という物語の核がどんどんと顕になっていく怒涛の展開。考察していた内容の答え合わせをしているようでとても楽しかったです。

レネギスで各スルドの側面に触れられるのも良かったですね。あいつらもスルドである以前に”人”だったんだなと思わせることが今作の物語において重要な気がします。

そしてレナに向かおうとするところを赤い女達に襲撃され転移される一行。この時の宇宙への恐怖感はOuter Wildsでも味わった感覚ですげえ絶望感ありました。が、謎の場所に吸い寄せられ、そこでヘヴレクト達と出会い、残っていた伏線の回収。なんというか今作は終盤まで謎に謎を積み上げ最終盤で一気に回収していくという形なので、この怒涛の展開が気持ちよく感じるのが好きなポイントなんですよね。

途中各カップリングのイチャイチャを楽しんで(アルフェンシオンのベタなラブラブ感も良いけど、ロウリンウェルの甘酸っぱい感じやテュオハリムキサラの大人な感じもいいよね)いざ最終決戦の地、レナへ。

ざーっと進んでいき、中ボスと戦うのですが、分からず終いだった前レナ王の回収がかなり雑すぎて拍子抜けしましたが、更に一行はレナの奥地へ。ここのマップ途中にキャンプ地が無いので、転移装置で入り口に戻る仕様なんですが、せめて入り口にキャンプ地用意しといて欲しかった…。そしていかにもな光の柱の前に。

レナの精霊戦、1段階目は球体が鬱陶しい上に何体も湧いてくるので本体を一気に叩いて撃破。2段階目ではひたすら弱点狙って攻撃、戦闘中に入る特殊ブーストストライクがエモすぎて昂りました。イベントムービーが入り、真のラスボスヴォルラーン登場!やっぱこいつと決着つけないと締まんねえよなあ!とテンションが上がりまくりの状態で1vs1のバトル、ヴォルラーンの体力を削りイベントが入ってからの”王”の対決、ここの演出…というかヴォルラーン戦ずっとですがすげえ盛り上げ方が上手くてマジで面白すぎた。今作の最強ムービー同率1位。無敵アルフェンの無限フラムエッジで終戦、物語の終わりへ。

アルフェンの赦しとヴォルラーンの自爆、そしてダナの精霊力を集めた光の剣で茨の核に突き刺し分かたれていた双世界が一つになりハッピーエンド…。剣を抜いて始まった物語が剣を収めて終わるこの対の終始がすごくエモいなと思いました。

あまりにも綺麗すぎる元気玉エンドは賛否あるかなぁとは思いますが、しっかり伏線を張っていたのは偉いなと思います。

そしてエンドロールの尊さよ。あゝ、アルシオ

 

終わりに

めちゃくちゃ長い駄文を書き連ねたのが久しぶりすぎて疲れました。ここまで読んでくださった方はありがとうございます。

正直、ゼスティリアとベルセリアという例があったので、どう転んでもおかしくないし期待はしすぎないでおこうと思っていたのですが、まさかここまで面白い作品になるとは…テイルズシリーズはアライズを機にこれからもマザーシップタイトルを出してほしいなと思いました。テイルズシリーズの中でもトップレベルな気がします。(個人的に好きなのはベルセリアとX2)

これからクリア後のやり込みもある程度やっていこうと思います。といってもやりたい作品が後につかえているのでトロコンまではやれないかなぁ。

それではまた。