たいやきの中身

感想文。前半ネタバレ無し、後半ネタバレ有りで書いてます。因みにクリーム派。

ゼノブレイド2黄金の国イーラの感想

皆さんどうも、たいやきです。

今回はゼノブレイド2黄金の国イーラをクリアしたので感想を書いていきます。

本編であるゼノブレイド2の感想の記事は先に上げていますので、もし宜しければそちらもご一読して頂けると幸いです。

kkkansou.hatenablog.com

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ネタバレ無しの感想

先ず、ネタバレ無しの感想から…になるのですが、この作品、あくまでもDLCの追加エピソードになるため、ゼノブレイド2本編のネタバレに関しては考慮していません。なので、ゼノブレイド2をクリアした事を前提として話を進めていくことになりますのでご了承下さい。

黄金の国イーラ、と銘打たれている様に、本編の500年前にイーラという地(アルス)で起きた聖杯戦争を描いた物語になります。天の聖杯であるヒカリとメツが戦って甚大な被害が出たという戦いですね。

今作の主人公は、本編で敵として幾度とレックス達の前に立ちはだかったシンと、そのドライバーであるラウラになります。ラウラ一行にはかの有名な英雄アデルや、この時代のスペルビア皇帝であるユーゴ達が共にメツ討伐を掲げて力を合わせるお話です。

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今作の人物相関図 色々と見知った名前があります

まぁ彼らがどのような道を辿ることになるかは、本編でも断片的に語られていたので分かることかと思いますが、詳細については後述するネタバレ有りの感想でまた書いていきます。先んじて言えることは、今作の物語は本編の補完的要素であり、無理にする必要は無いがゼノブレ2ファンなら最後までやってほしいなと思いました。

さて、今作と本編では実はゲームシステム面が色々と変更されており、正直な話ストーリーよりもゲーム部分の面白さが際立っていたように自分は感じました。(結末が分かっているから仕方ないね)

まず大きな変更点をざっと纏めていきます。

・ヒトノワ、キャンプの追加

・戦闘システムの変更

・採集アイテムが分かりやすく表示

・販売品の変更

・ブレイド同調、傭兵団の削除

となります。

ヒトノワ

www.nintendo.co.jp

雑に説明すると、サブクエストやったらその人と仲良くなり、その証を集めていくコレクション要素みたいなものです。ただ、厄介なことにこのヒトノワにはレベルというものが存在し、メインストーリーを進める際にヒトノワレベルを一定値要求されることになるので、本編よりもサブクエストの重要性が高まりました。サブクエ全部飛ばしたあてつけか?

ただまぁ幸いなことに、本編よりもクエスト数は少なく、会話やクエスト内容に関しても大分作り込まれてる感じはありました。本編の自動生成台詞は何だったんだ。

キャンプ

特定の場所でキャンプができ、「休む」「クラフト」「会話」を行えます。

「休む」は、本編にあった宿屋と一緒で、ボーナスEXPを使用してレベルアップが可能。

「クラフト」は、本編でいうホムラの料理みたいなもので、各キャラに割り当てられたアイテム制作が可能。ポーチアイテムや貴重品(ゲームを進める上で便利になるもの)、クエスト用品を制作できます。

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ヒカリの料理…

「会話」は、その名の通りパーティキャラ同士の会話になります。まぁストーリーに応じてちょっとした小話をするので、某JRPG作品のスキットみたいなものです。

戦闘システムの変更

オートアタックをしてアーツを回しながら必殺技を撃つ、という大まかな部分は変わらないのですが、それ以外は全く違うものになっています。

最初は戸惑いましたが、これがめちゃくちゃ面白いただまぁドライバーコンボが狙いにくいのが難点ですかね…。

www.nintendo.co.jp

公式HPの戦闘を見てもらうと分かりやすいのですが、本編ではドライバー1:ブレイド3でドライバーがブレイドを切り替えながら戦っていましたが、今作ではドライバー1:ブレイド2になった代わりにドライバーとブレイドがスイッチ(切り替わり)しながら戦う様になります。3キャラ使用するのは変わらず、今作ではブレイド自身が戦線に出るということですね。因みに、先述した通りブレイド同調が無くなったので、ブレイドは各ドライバー固定の2体になっています。ガチャ無くなったのありがてえ!!

それと、これ戦闘システムにおいて一番大事なのですが、必殺技のコンボルートが無くなりました。え?コンボ無くなったの?と思われるかもしれませんが、ルートが無くなっただけで、全属性なんでも繋がるようになったのです。そして、本編のコンボルートなるものは名を変えてクリティカルルートというシステムに変更。規定のコンボルートを繋げることで普通のコンボよりもダメージが出るという内容になりました。

更に、必殺技を敵に当てるだけで属性玉が付与されるようになりました。これ本編だけやってる人からしたら革命が起きたかのような衝撃だと思うのですが、あれだけ苦労してコンボルートをなぞりながら最後の属性の玉を1個ずつ付けていたのが嘘のようにめちゃめちゃ簡単に玉をつけてチェインアタックまでもっていけるようになりました。マジありがてえ。

これらの変更によりゼノブレ2特有の面白いバトルは爽快感そのまま、より面白く洗練された戦闘が楽しめる様になったのです。

採集アイテムが分かりやすく表示

これは細かい変更点になるのですが、採集ポイントの上に何のカテゴリのアイテムが取れるか表示されるようになりました。

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何が採取できるか一目で分かるようになった

販売品の変更

本編ではやたら多かった素材やポーチアイテムの店が全て撤廃。ブレイドの武器になるコアチップとドライバーの装備になるアクセサリーのみが販売されています。

アシストコアに関しては、一々錬成する必要が無くなり、完成品が獲得できるように。

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本編では穴が空いたアイコンでしたが、今作では元から錬成されている状態

ブレイド同調、傭兵団の削除

今作では、ブレイドが固定の2体のみになったのでブレイド同調や傭兵団が無くなりました。これ簡潔に書いていますが実はかなりプレイヤーへの負担が減っていて、ブレイドが固定ということはフィールドスキルも固定になるんですよね。つまり、本編でやたら種類が多い上にスキルレベルも要求されるストレスから解放されることになりました。万歳。

傭兵団に関しては言わずもがなですがブレイドが少数なので無くなりました。

 

と、色々な変更点を述べたのですが、個人的にはほぼ全て改善されている様な内容で、本編よりも楽しめるシステムに仕上がっていた様に感じました。見知った地でも少し変わっている点があったり、BGMもアレンジ曲や新規曲が沢山あってDLCなのにまるで新作をプレイしているかのようで、手抜き要素がマジで無かったです。

因みに、プレイ時間に関しては本編と比べたらかなり短く、20~30時間ぐらいで終わります。(自分はまだ少しだけサブクエストが残っている状態で20時間)

 

 

ネタバレ有りの感想

ここから先は今作のネタバレを含むストーリーに関しての感想となります。

あくまでも個人的見解、主観的な感想を連ねていくので気分を害する可能性もありますことご了承下さい。

 

今作のストーリーは本編に比べかなり短く話数形式ではない為、話数を振っての感想という形ができないのが少し残念。まぁ仕方ないのですが、記憶を整理するのに区切りって結構重要なんだなって思いました。

先に述べたように、今作ではラウラとシンが主人公になっており、ラウラが母親を探す旅をしている中で天の聖杯であるメツの存在やメツによる被害を目の当たりにします。ただ、中には人による被害も多く、戦禍の真っ只中といった有様。己が生き残るためとはいえ、未曾有の敵を前に人類同士で争う様子は哀しいものです。母親の居場所を探す途中、孤児になっていたサタヒコや、別行動していたカスミ、メツを追うアデルとヒカリとお供のミルトと出会い仲間に。アデルの見た目や性格がどことなくレックスを想起させてくるの助かる。

母の居場所が分かり、グーラへ赴くラウラ達、目指すはトリゴ村。グーラに着いた瞬間、うわぁ懐かしい光景やぁと思うと同時にBGMにアレンジが加えられていることに気付き少し感傷に浸ってしまいました。視覚と聴覚を奪われてしまった。

トリゴ村に着くもそこは焼け野原。しかも人害によるもの。バナージ、悲しいね。村の奥には墓が並んでおり、そこには母の名も刻まれていました。ここらへんで自分は「うっわいきなり重い展開」といった感じで胃もたれを起こしました。キッツ。その後カグツチが出てくるんですが、めちゃめちゃデジャヴ感。これ本編で見たやつだ。胃薬助かる。

なんやかんやありユーゴ一行と仲間になり、ラウラはメツ討伐の戦いに身を投じることになります。途中、本編の回想でも出てきたラウラのクソ親父であるゴウトが復讐に来たりと人の醜いところばかり押し付けてくるのほんま…。

ラウラ一行は物語の中核でありアデルの故郷であるイーラに赴き、アデルを慕う人達を見て人の強さ、絆の強さを目の当たりにします。

王都に向かう途中マンイーターである若かりし頃のミノチが参戦。なんだこのイケメン。これにて全キャラが揃いました。道中にある村ではシンの前世について(本編にもあった日記を読むシーン)が語られます。因みにここらへんでマルベーニ側ではマンイーター計画とブレイドイーター計画が進行していき、これが後の世に出てくることに。

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集合写真、分かりにくいけどサタもちゃんと笑ってます

最終舞台である王都に到着。イーラは真の力を封印することで大人しくしていることを知りますが、メツはこの封印を解くことにします。それを阻止するためにラウラ一行はメツと戦いますが、敵は天の聖杯。ヒカリがいたとてアデルの制御できる範囲での力の行使ではデバイスを操ってくるメツに敵わず封印のコアを取られることに。セイリュウじっちゃん(今作ではじーさん呼び)の手助けもあり難を乗り越えますが、メツは遊び程度にコアを持って決戦の地へ行きラウラ達が来るのを待つことにします。じっちゃんが紹介も無しに一行に溶け込むのは少し違和感がありますが、本編ありきなので説明はいらんじゃろって感じなんですかね。後、本編のラストで語られたように、コアクリスタルの本質(輪廻の性質)についても簡略化されて語られています。

王都復興や人助け、イーラの騎士に任命された後、一行はメツとの決着をつけるためにイーラのコア部へ。メツ戦ではお互いのデバイスであるセイレーンを駆使したバトルになっており、これをゲーム部分に落とし込むのが斬新でかなり燃える展開でした。ゲームでの戦闘後、メツが街を破壊するのと共に暴走するヒカリ、アデルの叫びも届かず本気の天の聖杯同士の激突で被害は広がりイーラは沈没、大切な仲間たちが命を落とします。闇落ちヒカリと戦闘中の因果律予測(というより未来予知)にて映るレックス、助けてというヒカリの声は現在ではなく未来に届ける悲しい結末になります。counter attackとdrifting soul流れるのほんま助かる。

メツとの決戦は勝利で終わりますが、代償は大きく、被害の全てがヒカリのせいとは言えませんが要因の一つであるという事実、何より一緒に旅してきたミルトやユーゴの死を目の当たりにした上で、ミルトを抱えていたサタヒコがヒカリを拒絶してヒカリはホムラという”殻”に籠もることになります。ここのシーンがとてつもなく哀しい反面、本編にて救われるのが嬉しいという情緒の振り幅で全プレイヤー殺されそう。

アデルはホムラと共にラウラと別れ旅に出ることになり、その旅の詳細は語られることなくフェードアウト。ラウラ側ではブレイドイーター化に失敗して異形と化したゴウトが襲いかかってきます。因縁を断ち切るも、メツが斃れた後も人がいる限り争いは終わらない事実。エンディングと共に時は流れ、ラウラ一行は旅の途中で本編にもあったアーケディアの侵攻により命を落とすことに。そしてシンはマンイーター化します。ここらへんも詳しくは語られることが無かったのですが、カスミやサタヒコは別行動していた様ですね。本編を知っているからこそエンディングムービーとシンの語り、コアが赤く染まったシンとセイリュウの会話が胸を刺します。そして時は更に流れ、ホムラの元にレックスが来て終了――。サブタイトル「黄金の国イーラ」が暗転した画面に出て来る演出(実はこの記事の始まりの画像)。ほんと余韻に浸れる終わり方で助かる。

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エンディング後のタイトル画面 ホムラ…

 

 

おわりに

稚拙な文で長々と感想を書いていきましたが、総じて言えることは「DLCで補完するには勿体ないぐらい緻密なストーリーとブラッシュアップされたゲーム性で、さながらゼノブレイド2.5といったような新作感を味わえる面白い作品」だったということです。

ゼノブレイド2はやったけど黄金の国イーラをやっていないという方は是非遊んでみてほしいです。そしたら自分も開発も助かる。

 

それではまた。

モンハンライズの感想

皆さんどうも。たいやきです。

今回はモンスターハンターライズの感想を書いていきます。ストーリーに関してはあまり触れないのでほぼネタバレ無しです。

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そういえば映画がライズの発売日と同時に公開されましたね。ミラ・ジョヴォヴィッチかっこいい。

世界的にも大ヒットしている言わずもがな知れた有名作のモンハンですが、その新作がSwitchにて発売しました。個人的にはアクションゲーはPSでやりたかったのですが致し方なし。

今更モンハンがどういうゲームかというのを説明する必要は無いと思われるので割愛させて頂くのですが、モンスターをひたすら狩り続けるこのゲーム、昔と比べ大分様変わりをしています。

自分は体験版もプレイ済みで、待ちわびたゲームと言わんばかりに準備をしていたのですが、今作の新要素である”翔蟲(かけりむし)”がどうしても手に馴染まず、正直1週間前まで買おうかどうか迷ってました。

www.capcom.co.jp

(公式HPより、翔蟲アクションの説明です)

この”翔蟲”と呼ばれる蟲と糸を使った所謂ワイヤーアクション、今までのモンハンには無いこの新しいアクションが今作のウリなのですが、こいつがかなりの曲者で、モンハンらしからぬ瞬間的な横軸移動や今までにないような縦軸移動等、モンハンを根本から覆すような新作と仕上がっています。

体験版をやった時は、そのらしからぬ動きが自分には違和感しか感じなかったのですが、いざ本作をガッツリ触るとなると、この翔蟲アクションが予想以上の面白さをみせてくれました。

まず基礎となる”疾翔け(はやがけ)”ですが、こちらはワイヤーを使って瞬間的に移動を行うというもの。上記公式HPの説明動画を見たら分かるのですが、すげえぴょんぴょこ動けます。因みに疾翔けを行った後に壁にぶつかれば、そのまま”壁走り(かべばしり)”なるものが行えます。これらを利用することでものすごい高さまで自力で移動することが可能に。(勿論モンスターを追いかける際にも重宝します)

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分かりづらいかもしれませんが、下まで移動可能エリアです。

次に”翔蟲受け身(かけりむしうけみ)”ですが、攻撃を受けた際、吹っ飛んだ時に翔蟲を使って距離を離しつつ受け身を取ることで(敵方向にへばりつくように受け身をとっても良い)即行動できるというものです。これにより、ふっ飛ばされた後、起き上がりに敵の攻撃を受けてそのまま乙る…なんてことが防げますが、翔蟲受け身を取った時点で無敵時間は無くなるので、場合によっては普通に吹き飛ばされて無敵時間を利用してやり過ごした方が良い場合もあります。ここらへんは慣れで選択する形になりますね。

そして今作の目玉システムと言っても過言ではないのが”鉄蟲糸技(てっちゅうしぎ)”。全武器に搭載された多種多様な攻撃技や補助技で、簡潔に言えば各武器専用の必殺技のようなものです。これを駆使できるかできないかで今作のハンターの腕が試されることでしょう。

www.capcom.co.jp

(公式HPより、武器の説明です)

今説明した翔蟲アクションは、翔蟲ゲージという固有ゲージを利用することで行えるのですが、基本2回分(鉄蟲糸技によっては2つ消費するものもある)しか使えず、使った後のゲージは時間経過で自然回復するのを待つしかありません。便利が故の制約ですね。

因みに、上記武器説明のところにある”入れ替え技”は、各武器の特定のアクションが選択式になっており、どちらかを選んで使用することができるというもの。同じ武器でもある程度幅広く自分好みのアクションができるようになっています。

更に、ライズの狩りで特徴的な豪快アクションとなっているのが、”操竜”、その名の通りハンターが大型モンスターを操ることができます。前作のワールドでいう乗りと似たようなものですが、今作はモンスターを操って違うモンスターに攻撃できるというのがなんといっても面白い。怪獣大戦争が自分の手で行えるんだからそりゃおもろいわ。

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ティガレックスvsアケノシルム。身内ではポケモンバトルと呼んでます。

この様に、様々なアクションを駆使してド派手に立ち回っていくのが現在のモンスターハンターで、正直十数年前に近所の友達と集まってやっていたあの頃とは全く違う作品になっています。改造ネコが懐かしい。

と、今作の派手さを語った訳ですが、中には「そんなんモンハンちゃうやろ…もっと謙虚に動いてこそのモンハンやんけ…」という方がいらっしゃると思います。自分も最初はそうでした。ですが、やらずに物を語るほど無粋なことはありません。とりあえずやってみよう精神でやってみた結果、自分はこの自由奔放に動けるアクション性にゴリゴリハマりました。

ただ、今作はあまりにもボリュームが少ないという欠点があります。ハマるだけにほんとすぐやりたい事が終わりました。

ストーリーに関してはいつものモンハンといった感じなのですが、クエスト数が少ないのと、現状HRが7までしかないこともあって、やろうと思えばやることは多いけどやれる事自体は少ないよなぁって感じです。護石ガチャや色んなビルド作成等あるんですけどね…。素材要求数が少ない為、周回が少なくて済むというのもあるのかな(これに関しては良いことなんですが)。

個人的には今までやったモンハンの中では一番面白いだけに惜しい作品だったなあという感想でした。まぁこれからアプデで拡張されていくことが確定しているので、それ次第なところはあります。

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お気に入り画像 バカサバイバー

皆さんも良きハンターライフを。

 

それではまた。

ゼノブレイド2の感想

皆さんどうも。たいやきです。

今回はタイトルの通り「ゼノブレイド2」をクリアしたので感想を書いていきます。名作と名高いこの作品、楽しみな反面、ハードル上げすぎて大丈夫か?という不安もありました。まぁこれが杞憂だった訳ですが…。

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いいですよね、ホムラとヒカリ。自分はどちらかというとホムラ派ですが、一番好きなキャラはハナです。

 

ネタバレ無しの感想

雑~にネタバレ無しの感想を先に書いていきます。

まずこの作品を語るうえで欠かせないのが、独特な世界観とゲームシステムです。

世界観に関しては公式HPの『物語』に書いてある通りのファンタジー作品なのですが、

ゼノブレイド2 : 物語 | Nintendo Switch | Nintendo

ゲームシステムに関しては、上記HPの『戦闘』やゲーム中のチュートリアルをやっても完全に理解できないような複雑さがあります。なんならストーリーの8割チュートリアルで、自分が理解した頃には最終話目前でした。

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マジでこんな感じ。理解した気はする。

しかしこの物語と戦闘がとてつもなく面白い。本当にやって良かったと思える作品でした。

物語に関しては、王道of王道で、笑いあり涙あり、少年漫画の様な熱い展開などを盛り込んだストーリーとなっています。皆の幸せを願い楽園と呼ばれる伝説の地を目指す主人公レックスとそのキッカケとなる天の聖杯ホムラ、そして純粋なレックスに惹かれる仲間達。とある理由で天の聖杯を狙う敵達。天の聖杯を危険視する人達等々。様々な思惑が交錯する中、レックス達はどう成長していくのか、果たして楽園に辿り着けるのか。といった様なお話。

ここでは語り足りないネタバレ有の感想を後述しますので、既プレイの方は是非最後までお読みください。オタク全開です。

戦闘に関しては、アクションとコマンド制バトルの中間といった感じで、基本はオートアタックで攻撃して、要所要所で”アーツ”と呼ばれる技を使い、ゲージを消費して必殺技を繰り出すという流れです。

こう書くとかなり簡単そうに思えますが、実際ここに書いた通りのことをしたところで本作の戦闘に関する情報の1割程度でしかなく、必殺技を撃った上で”コンボ”と呼ばれるものを駆使したり、”属性玉”や”チェインアタック”という独特なシステムを利用してすごいダメージを一気に叩き出すといった頭脳的プレイも必要になり、正直めちゃめちゃ混乱します。説明できんからやってくれマジで。

ですが、このややこしいシステムを理解して考えながらバトルをしていくと、死ぬほど気持ちいい瞬間があり、マジですごいダメージをバン!と出した時はイキます。こうして市場に出回っているということは、法律には引っかかっていないようですので合法ドラッグです。

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なんかすごいダメージ。出したダメージ量で経験値も加算されるという嬉しいおまけも。

と、言ったようにゲームとして必要とされるストーリーもシステムも面白かったよってことを伝えたのですが、BGMや様々な種族のキャラクター達も魅力的で、名作の名に恥じない出来だったのでまだやったことのない方は是非やってみてください。飛ぶぞ。

 

 

 

 

 

ネタバレ有りの感想

 ここから先はネタバレを含む感想になります。未プレイの方はここから先を見ずにブラウザバックしてGEOなりTSUTAYAなり行って本作品を買ってきてください。お願いしますなんでもしますから。

 それと、あくまでも個人的見解、主観的な感想を連ねていくので、解釈違い等で気分を害する可能性もありますのでご了承ください。

 

さて、早速物語の感想です。

1話~2話に関しては、世界観や各キャラの紹介といったようなパートで、良くも悪くも起承転結の起といったところ。入りとしてはまぁ少し面白いかなってぐらいで実はそこまでハマってはいませんでした。正直メレフとカグツチがスペルビア最強()って感じたりしてて穿ってましたね。といってもハナの登場シーンは胸に矢を受けてしまいましたが。後、クソでけえ鳥と恐竜とゴリラ、おめえらマジで後でしばくから覚悟しとけ。

そして来る3話。ヴァンダムが登場したとき「なんだこのおっさん!?」って言葉が出てしまいました。マジで最初こいつ悪役だと思った。そういやジークの初登場もこの回ですね。なんやかんやあって3話のラスト、ヴァンダムのおっさんが死んで泣きました。ええ、そりゃもうボロボロと泣きましたよ。「お前の戦を戦えぇええええ!!!」。そんでもってヒカリ登場泣きました。熱すぎて泣きましたね。こんなん誰でも燃える展開やろ。後、BGMズルい。counter attackのイケイケオセオセ感も好きなんですけど、drifting soulの哀愁と熱を併せたなんとも言えない感じも好きなんですよね。語彙力が足りん。

ゼノブレ2のターニングポイントと言っても過言ではない3話が終わり、ヒカリの登場で動き出す物語。4話5話6話と良い話は多いのですが、大きく動くというよりは徐々に世界の核心に近づいていくという感じで比較的ゆっくりと話が進んでいきます。

そして6話ラストからの7話、レックスの大きな挫折と成長、ニアの覚醒など見所がたくさんある中、7話ラストでの「君の全てをオレにくれーーーーーーー!!!」、めちゃ泣いた。君の全てをオレにくれもそうなんだけど、この流れ全体でのレックスのセリフが凄まじく、男らしさといいカッコよさといい、それでいて感情的な下野紘の演技力に圧倒されました。声が裏返るところとか本当に度肝抜かれましたもん。そしてプネウマ覚醒、本気シンとの対決と何もかもが桁違いの熱さで死にました。ここから先は天国からプレイしています。

物語も終盤、8話から怒涛の展開となります。8話ではモルスの地に落ちてシンと脱出を試みることになるのですが、その廃墟的なステージや敵の正体、かつて栄えたイーラの地の姿等心に刺さるような展開が続きます。何よりここで一番印象深いシーンといったらやはり〈約束〉ですよね。まさかここでの伏線があんなことになるとは…。まぁここらへんからこの世界の核心部分に近づくにつれ闇が深くなっていき、無茶苦茶引き込まれることになるのですが、イーラ側にも事情があっていたたまれない気持ちになります。なんならマルベーニにも色々あるしさ…なんなんこの感情…。

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ホムリ(ヒカラ)ちゃん。別名プネウマ。自分は呼び方をホムラにしましたが皆さんはどちらにしましたか?

苦しい展開が続く中9話、イーラメンバーやマルベーニとの決死の戦い(ここでレックスとイーラ側が戦ったのはシンだけになるけど)。畳み掛けてくる各主要キャラ達の思いや必死さ、過去、関係、感情、あらゆるその人をその人たらしめる”心”を描き、消えゆく。その命の儚さも、最期と共に想いを繋がれてこそなんだなってつい感傷的になりましたね。ここでのベストシーンはシンがニアに言った「悪くなかったろう?」です。ちなみに9話ラストは言わずもがなずっと泣いてました。

第九話 雨 のサブタイトルが終わり、最終話。あのー、なんていうんだろ、なんかいきなりなんだけど、ガンダム始まった?とてもSFチックな展開に。突然の展開に驚愕しますが、これまでの散りばめられた伏線から、つい納得してしまうこの妙。すげえ(語彙力皆無)。このトンデモ展開からの楽園到着。正直度肝抜かされました(2つ目)。マジで絶望、廃墟、なんもない、オワタ。それでもとレックス一行は鐘の鳴る方へ向かいますが、この間プレイヤーである自分は涙と共にコントローラーを投げ出そうかというぐらい絶望してた。ほんと精神的に弱いのでこういう絶望突きつけられると死んじゃう。しかも教会の下で見せられた幻覚でもう墓場に片足丁寧に入れました。そしてそしてこの世界の”神”たる創造主クラウスとの対面、語られる真実、これだけの絶望を突き付けられたレックスが放った言葉が「ありがとう オレたちを生んでくれて」。もうね、感服。因みにレックスが神に会ってしたかった”答え合わせ”、それは奇しくもクラウスが持っていた答えがレックスという存在によって変えられたから同じ答えに辿り着いたのかなと思うと、この世界はレックスを中心に回っていたのではないかとも思えてしまう。ありがとうレックス。

最終話ラスト、メツとの戦い。メツも結局このどうしようもない世界に狂わされてしまった人(ブレイド)の一人だったのだと思うとどうしようもなく恋しくなってしまった。この時に行われたレックスとメツとの対話が、ああ、本当にレックスが主人公でよかったと心の底から思いました。「あんただってそうやって進んできたんだろうに!!」はこの世界を全て形容したかのようなセリフで心打たれましたね。

戦いも終わり、ようやく終わったかと思ったらまた一難。世界樹が崩れ、それを阻止する為に動く一同だがしかし…。そしてホムラヒカリとのお別れ、ヒカリとハナとの約束。「もう一人でも大丈夫だね」や「約束したんですも」など見所のシーンを切り抜き始めたら多分ここの流れ全部になるんじゃねえかってぐらい凄まじいラスト。ハナに手を出すとことかプネウマが脱出艇の操作するとことかもうね…。そして辿り着いた”楽園”。そこには一緒に行くはずだったホムラとヒカリの姿は無く…。ゲームの終わりとともに流れるエンディング、スタッフロール、エピローグムービー。エンディング曲の歌詞も相まってエモさが天元突破し自分はゲロ吐いちゃいました。ただ、個人的にはコアクリスタルが黒いまま終わりであってほしかったなと思ってます。やっぱり歌詞的にはお別れしても尚君に伝えたい想いがあるという形で終わらせてほしかったしコアクリスタルが残っているということは…的な希望を持たせたままの方がなんかしっくりきたかなと(早口)。でも皆幸せならそれでいい!もう最高のハッピーエンド!

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終わった後、タイトル画面を見て消滅しました。

いやあ、ほんと良かった。良かったです(こなみ)。因みに最終話のラストからずっと涙と鼻水が止まらず溺死しました。地獄からこの記事書いてます。

 

ただ、これだけ褒めたけど実は苦言を呈したいこともあって、まぁストーリーに関しては皇帝の自爆ダイブとかレックスの過去のこととか納得いかない部分があったにしろ飲み込める内容でしたが、サブクエストの多さ(これに関してはやり込みたい人には嬉しいこと)や地形の悪さによる弊害、操作性が悪く感じたり、フィールドスキルの要求、ブレイド同調のガチャシステム等のゲーム部分が目立って悪かったかなと思ってます。

サブクエストの多さは、サブクエスト全部やってたらメインストーリー進まないレベルで多すぎる上にありきたりな内容ばかりでやる気も削がれる気がしました。途中からサブ関連全部すっ飛ばしてメイン進めてたので中にはいい内容のものもあるかもしれませんが、個人的には苦痛でした。

地形の悪さによる弊害、というよりセミオープンワールド且つシームレスバトルによる弊害というべきなのかな?では、とにかく足場の悪さによって落ちて死んだり、回復ポットが取れなかったり、逆に敵が落下死してアイテムが取れなかったりとバトルでストレスを感じることがありました。ボス戦ではこんなことは無いんですけど、雑魚戦だとどうしてもね…。

操作性の悪さ、フィールドスキルの要求、ブレイドガチャに関してはそのままの通りなのですが、ゲーム性故仕方なしと言われたらどうしようもない感じ。いや、ブレイドガチャに関してはなんとかしてくれ。

 ただ、戦闘に関しては本当に面白くて、コンボや属性玉を理解したあたりからマジで世界が変わって、いつしか「もっと強い敵出てこねえかなあ」と思ってしまうぐらい一戦一戦が楽しくなってました。サイヤ人かな? あれだけ複雑なことやらせといて、不快感ではなく快感にしてくれるんだから凄い。

 

 

 

 

と、感想をクッソ長々と書いたところでとりあえずは終わりにしようかなと思います。総評としましては、今後も記憶に残るであろう名作というぐらい良い作品でした。ゼノブレイド2本当にありがとう。

一応、DLCで黄金の国イーラという過去編という名の続編があるのでそちらもプレイしていこうかなと思ってます。終わったらまた感想書こうかな。

 

それではまた。

はじめに

皆さん初めまして。たいやきです。

このブログを開設するにあたって、どんなことを綴っていくのかを最初に書き留めておこうかなと思います。

自分は色んなゲームをしたり、アニメや映画を観たり、漫画を読んだりしていると感想を言いたくなるのですが、如何せんネタバレというものを気にしなければなりません。それは言葉であれ、文字であれ、不特定多数の人間の耳や目に届いてしまうものです。

察しの良い方、というか察しが悪い方でもお分かりかと思いますが、ここではそのネタバレを含んだ感想をただ連ねていくだけです。めちゃ畏まってるけどただそれだけです。よくあるやつ。

ということで、「自分がやったゲーム(もしかしたらアニメや漫画等も)をネタバレ有りで感想書いていくだけのブログ」を始めていくだけですので適当によろしくお願いします。